5月30日から2日間にわたり開催される、第25回国際交流会議に参加するため、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が来日しました。
この会議は、1995年から毎年日本が主催しており、アジア太平洋地域のリーダーが、今後のアジアの役割を意見し合う国際会議です。
この会議には、ドゥテルテ大統領をはじめ、マレーシアのマハティール首相など、5人のアジア各国の首相も出席します。
ドゥテルテ大統領は、この滞在中に、ユニクロやアップルストアなど、東京での買い物を楽しんだようです。
その様子をフィリピンのメディアが一斉に報じており、基本的には好感をもって、報じられているようですが、一部では、5月13日に行われた中間選挙での勝利のご褒美であるかのように、仕事中にも関わらず日本での滞在を楽しんでいると、批判的に報じられていました。
この出来事に対する海外の反応をご紹介します。
海外の反応
■ドゥテルテ大統領もユニクロが好きなんだね。
■いつも厳しい表情が多いから、リラックスしている顔が見れていいね。大統領がフィリピンで買い物はしにくいから、こんな機会に買い物したらいいよね。
■公務で行っているのに、ショッピングかぁ・・。閣僚をたくさん引き連れて、日本旅行なんて、羨ましいね。
■野党はこの事実を取り上げて、すぐに批判してくるだろうね。彼らはドゥテルテ大統領を下ろすことしか頭にないから。
■なんでこんな程度で、批判する人がいるのか分からない。仕事の合間に、せっかく来たから、買い物しているだけじゃないか。
■自分の娘のために、アップルストアでノートパソコンを買ってあげたようだ。結構良い父親なんだね。
■大統領はいつも厳しい問題と対峙しているんだから、たまには息抜きもいるよ。日本を楽しんでほしい。
■ドゥテルテ大統領が日本観光を楽しんでいてもいいじゃないか。今までの大統領が出来なかった事をたくさんやっているから。
■アメリカが嫌いなはずなのに、アップルの製品を買うのか。まあ、実際は中国製だけどね。
■4日間の滞在中に、買い物しただけで批判されるなんて、ちょっと酷いよね。メディアが買い物を批判するということは、大統領は24時間働かなくてはいけないということか。
■ユニクロの服は、フィリピンより日本で買った方が断然安いから、これはかしこい買い物だよ。
私の感想
ドゥテルテ大統領は自分自身の意見をはっきり言って、混沌とした国内の状況を治めているように思います。
そのやり方は日本ではちょっと難しいところもあるように思いますが、フィリピンの場合は、内戦や麻薬など日本以上に様々な問題が山積しており、それらをコントロールしていくには、ドゥテルテ大統領のような実行力のある政治家が必要なのだと思います。
暴君といわれることもあるドゥテルテ大統領も、平成時代に、天皇陛下とお会いされた際は、とても敬った態度で、いつもの雰囲気が影を潜めていたのが印象的でした。